再演を求められるのは作家として大変嬉しいものです。
数々の作品の再演を求められておりますが
この物語は、最も再演の声が
多かったものの一つとなります。
しかしながら、かなり前に書いた作品です。
僕もあれから、「朗読劇の台本をいかに書くか」
というスキルに改良を加え続けました。
ですから、再演のお声をいただくたびに、
消化不良だった部分を書き直し、演出を変え
この物語が本当に伝えたい部分をいかに
輝かせるかを考えて来ました。
今回、リーディングハイの素晴らしいスタッフ、
そしてキャストと共に
この物語は蘇ります。
まるで錬金術師達が、そのアイコンにしていた
不死鳥のように、燃えた灰の中から蘇ります。
フランス革命前夜の混沌としたベルサイユ宮殿と、
そこを根城にしていた詐欺師達の物語。
この物語の登場人物達は、ほとんどがペテン師です。
皆様、最後まで騙されませんよう・・・。
原作・脚本・作詞・演出
藤沢文翁
