YOUNG WIZARDS 〜Story from 蘆屋道満大内鑑〜

その陰陽師は狐の子と呼ばれた

「YOUNG WIZARDS」
アンコール配信決定!
【English subtitles】“YOUNG WIZARDS Onmyoji” Archive Redistribution
READING HIGH

Intro

皆様、今年もREADING HIGHが戻ってきます。

様々な音楽と技術、そして特殊効果を使用した
世界でも類を見ないこの音楽朗読劇シリーズが、
今年でなんと5周年になりました。

今日までご一緒してきたキャストとスタッフ、
そして支えてくださったお客様に
この場を借りて心より感謝申し上げます。

回を増すごとに、盟友であります作曲家・
村中俊之とのコラボレーションも
繊細かつ大胆なものになって参りましたし、
それを暖かく昇華してくださるスタッフの皆様とも、
チームというより家族のような関係を築いて参りました。

そうした作品と、現場の雰囲気、それこそが
この5年間の得難い勲章だと思っております。
今では、台本も仕上がっていないのに、オファーを
快諾してくださるキャストの皆様ばかりですし、
お客様からもありがたいほどの期待の声を頂いています。

最高の5年間でした!

さぁ、その5周年を祝うべく、新作を書きました。
今まで西洋のお話しが多かったREADING HIGHが、
5周年で選んだのは、なんと日本のお話し。
しかも、語り尽くされてきた陰陽師の世界です・・・
が・・・。

ファンの皆様はお分かりでしょう?
僕らが作る「陰陽師の世界」は一味も二味も違います。
歌舞伎・蘆屋道満大内鑑からインスピレーションを得て
作り上げられた完全オリジナル作品です。

この物語では、
誰の術が強いかということは重要ではありません。
語られるのは、人間の心の強さです。

のちに大陰陽師とよばれる前の・・・
若き陰陽師達の物語を是非、ご堪能ください。
パシフィコ横浜でお待ちしております。

原作・脚本・演出
藤沢文翁
READING HIGH is back for another year.

This year marks the 5th anniversary of this one-of-a-kind music recitation drama series that uses a variety of music, technology, and special effects.

To the cast and crew members who have worked with us and to all of you who have supported us to this day, I would like to take this opportunity to thank you sincerely.

With each performance, the collaboration with composer and close friend Toshiyuki MURANAKA, has become more refined and at the same time adventurous, and together with the staff who have warmly supported this collaboration, we have built a relationship that is more than just a team, but like family.

I believe these performances and the atmosphere on the set are the most valuable gifts I have received over the past five years. Now, all the cast members readily accept our offer to participate even when the script is not finished, and I am also grateful for the grand expectations we have received from all of you.

It has been a great 5 years!

Now, to celebrate the 5th anniversary, I have written a new script.
READING HIGH, which until now has focused mostly on Western stories, has chosen a Japanese story for its 5th anniversary.
It is a story about the world of Onmyoji, which has been told many times…but…

I am sure all of you fans know what I'm talking about.
The "Onmyoji world" we create is different in many ways.
It is a completely original work inspired by the Kabuki play "Ashiya Douman Ouchikagami.”

In this story, it is not important whose spell is stronger.
It speaks about the strength of the human soul.

Please enjoy the story of the young Onmyoji…before they were called the "Great Onmyoji".
We look forward to seeing you at Pacifico Yokohama.

Original story, script, direction
Bun-O FUJISAWA

Story

時は鬼が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する平安時代
人の心の闇である妬み、恨み、嫉みはやがて鬼となり、
それを生み出した人を襲うようになっていた。

事態を重く見た時の帝は、大陰陽師である賀茂忠行に
都の鬼を一掃するよう命じた。
賀茂忠行は日本中から、能力の高い子供を集め
陰陽師として育て、鬼退治をさせる事になる。
やがて、数多の弟子の中に、他の弟子たちとは
比べ物にならない能力を持つ若者が現れた。
それが安倍晴明(あべのせいめい)蘆屋道満(あしやどうまん)である。

しかし、晴明はその能力の高さゆえ
「あの力は、狐の子ゆえではないか?」と
陰口を叩かれていた。
また、当時の京都では僧侶と陰陽師の両者は、
共に鬼退治を命じられていたことから敵対関係にあり、
僧侶の術も使える蘆屋道満(あしやどうまん)も弟子たちの中で
孤立していた。

鬼を殺せば、殺すほど、人から避けられてゆく二人だが、
大江山の酒天童子(しゅてんどうじ)を退治した名将 源頼光だけは、
陰となり日向となり彼らを庇護するようになっていた。
そんなある日、京の都に妖狐(ようこ)が現れるようになる。

妖狐(ようこ)は鬼を喰らう神獣でもあるが、
人の心を鬼ごと喰らってしまうアヤカシでもあった。
人に狐は倒せない・・・。
人は戦う時、必ず心に鬼を生み出してしまう。
それは陰陽師も同じこと・・・。
むしろ、心の鬼を術に乗せ鬼を討つ。
まさに毒をもって毒を制すのが陰陽道である。
ゆえに、鬼を喰らう妖狐(ようこ)は、
例え陰陽師であっても手出しはできない。
倒そうとした瞬間に生まれる鬼を、
心ごと妖狐(ようこ)に喰らわれてしまうからである。

しかし、ある日、安倍晴明(あべのせいめい)は一匹の妖狐(ようこ)を殺せてしまう。
それが、さらに晴明に暗い影を落とすことになる。
その男・・・狐の子

The time is the Heian period, when monsters roamed rampant.
Envy, resentment, and jealousy, the darkness of the human soul, eventually turned into monsters that attacked the human who created them.

The emperor at the time took the situation very seriously and ordered Kamo no Tadayuki, a great Onmyoji, to wipe out all the monsters in the capital.
Kamo no Tadayuki gathered gifted children from all over Japan to train them as Onmyoji to slay monsters.
Soon among his many disciples, emerged two young men who possessed abilities unmatched by any of his other disciples.
They were Abe no Seimei and Ashiya Douman.

However, because of Seimei’s great ability, people talked behind his back saying that his powers must have come from being a child of a fox spirit.
In Kyoto at that time, priests and Onmyoji were adversaries because they were both ordered to slay monsters.
Ashiya Douman, who could also use the adversary priests' spells felt isolated among the disciples as well.

The more monsters they slay, the more people came to avoid them.
However, only Minamoto no Raiko, the great general who had exterminated Shuten-doji, the monster from Mt. Oe, protected them openly as well as from behind the scenes.
Then one day, Youko, a monster eating fox spirit, began to appear in the capital of Kyoto.

Youko is a divine creature that devours monsters but is also an “Ayakashi” that devours the human soul with the monster it created.
Humans cannot slay a Youko.
When humans fight battles, they always create monsters in their souls.
It is the same for Onmyojj.
Rather Onmyoji puts the created monsters and put it on to their spells to slay the monsters.
Onmyodo is to fight one evil with another.
Therefore, even an Onmyoji cannot touch the monster eating Youko.
The moment the Onmyoji creates the monster to slay the Youko, the created monster will be devoured by the Youko, together with his soul.

One day, however, Abe no Seimei slayed a Youko.
But this casted an even darker shadow over Seimei.
This man...a child of a fox spirit.

STAFF

  • 原作・脚本・演出:藤沢文翁
  • 音楽監督:村中俊之
  • 舞台監督:諫山 喜由
  • 舞台監督:長野 真梧
  • 舞台監督:名鏡 雅宏
  • 舞台監督:樺山 成人
  • 舞台監督:唐澤 博隆
  • 舞台監督:杉江 範子
  • 照明デザイン:久保 良明
  • 音響デザイン:小宮 大輔
  • 音響効果:熊谷 健
  • 美術デザイン:野村 真紀
  • 大道具:伊藤 英一
  • 大道具:佐藤 太一
  • 衣裳:大戸 美貴
  • 楽器:立石 圭治
  • 特殊効果:星野 達哉
  • ファイバービーム:中川 篤史
  • DOTIMAGE:原口 真砂

MOVIE

TICKET / ACCESS

会場:パシフィコ横浜 国立大ホール
公演日時:2022年9月30日(金)、2022年10月1日(土)

2022年9月30日(金)
2022年9月30日(金) 夜の部 開場 18:00 開演 19:00
2022年10月1日(土)
2022年10月1日(土) 昼の部 開場 12:30 開演 13:30
夜の部 開場 17:00 開演 18:00
チケット購入はこちらから
チケット販売は終了いたしました。

■ PIA LIVE STREAMにてアンコール配信決定!!

配信チケット販売期間11月29日(火)12:00~12月25日(日)21:00
アーカイブ配信期間12月9日(金)12:00~12月25日(日)23:59まで
配信チケット¥4,300
配信チケット購入はこちらから
チケット販売は終了いたしました。

■ Japanese Voice Actors’ Reading Stage “YOUNG WIZARDS Onmyoji” Archive Redistribution(with English subtitles)

Archive Ticket Sales PeriodNovember 29 (Tue.) , 12:00 - December 25 (Sun.) , 21:00(JST)
Archive Distribution PeriodDecember 9 (Fri.) , 12:00 - December 25 (Sun.) , 23:59(JST)
Ticket Price¥4,300
会場:パシフィコ横浜 国立大ホール

【ご来場のお客様へのお願い】

当公演は、新型コロナウイルス感染症拡⼤予防措置を取った上で、公演の実施をいたします。

  • ※当⽇はマスク着⽤でご来場いただきますようお願いいたします。
  • ※⼊⼝にて検温(⾮接触式)及び⼿指消毒をいただいた上でのご⼊場となります。
  • ※会場内では声を出しての応援、⼤声での会話はお控えください。
  • ※ご⼊場時のルールをお守り頂けない場合はご⼊場をお断りさせて頂く場合がございます。
  • ※公演中止の場合を除き、お客様の体調不良および新型コロナウイルス感染によるチケットの払い戻しは致しません。チケットご購入の際には、ご自身の体調や環境をふまえご判断くださいますようお願いいたします。
  • ※出演者へのプレゼント及びスタンド花・お祝い花は、感染リスク低減のため辞退させていただきます。
  • ※会場周辺での入り待ち、出待ち行為は禁止とさせていただきます。

【以下の症状に該当する場合、⼊場をお断りさせていただきます。】

  • (1)発熱があり検温の結果、37.5℃以上の発熱があった場合
  • (2)過去3⽇以内に、呼吸困難、全⾝倦怠感、⿐汁・⿐閉、味覚・嗅覚障害、眼の痛みや結膜の充⾎、頭痛、関節・筋⾁痛、下痢、嘔気・嘔吐の症状がある⽅
  • (3)公演前に海外渡航歴のある方で、厚生労働省の定める入国後の自宅待機期間中の方
  • (4)新型コロナウイルス感染症の陽性と判明した⽅との濃厚接触がある⽅、同居家族や⾝近な知⼈の感染が疑われる⽅
  • (5)現在新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けている、また医師に⾃宅待機指⽰を受けている⽅
  • ※コロナウイルス感染拡⼤防⽌対策により、開催時の状況やガイドライン等により、ご案内に変更が出る場合があります
本公演は、政府および自治体、会場の方針ならびに、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、一般社団法人日本音楽事業者協会、 一般社団法人日本音楽制作者連盟策定の「音楽コンサートにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」に沿って実施させて頂きます。
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