それは長く船乗りたちの間で語り継がれてきた呪われた幽霊船。
最後の審判の日まで海の上を彷徨い続けるとされている船でした。
この事件をきっかけに、海賊黄金時代に死に去ったはずの海賊たちが現れることになります。
そもそも、海の上を永遠に彷徨い続ける幽霊船の伝説は世界各地にあり、その中で最も有名な伝承は「フライング・ダッチマン」という、アフリカ大陸南端近くの喜望峰近海で呪を受けて彷徨い続ける船長の物語で、ワーグナーのオペラ「さまよえるオランダ人」のモデルにもなっています。
今回は、そこに海賊黄金時代の海賊たちを登場させ、全く新しい解釈でお届けする藤沢文翁、完全オリジナルの幽霊船ストーリーです。
船は何故呪いを受けたのか?
何故彷徨い続けるのか?
死んだはずの海賊たちを巻き込んで、漆黒の船が今、霧深き夜の海へと漕ぎ出します・・・
原作・脚本・演出
藤沢文翁