皆様、ご無沙汰致しております。
READING HIGHが戻って参りました。
本作は、READING HIGHオリジナル作品としては
二作目でございまして、
一作目のホムンクルスの大成功を受けて、
二作目はどうしたものかと
プロデューサーの千葉さんと、
随分相談を重ねたものです。
僕の記憶が確かならば、出張先のカフェで
お茶をしながら、思いついたのが
この物語だったと思います。
そこで千葉さんに、まるで講談師のように
ストーリーを語って聞かせたところ、
「それ、面白いです!」
ということで上演が決まったわけです。
本作はフランスとイングランドが雌雄を決した
百年戦争を舞台に繰り広げられる黒魔術の物語です。
百年戦争というとピンとこない方も
いるかもしれませんが、
「ジャンヌ・ダルクが救世主として
フランスを勝利に導いた時代」
というと、なんとなく想像ができるのでは
ないでしょうか?
様々な映画、アニメ、ゲームに登場する
聖女ジャンヌ・ダルクですが、
この物語では詐欺師の少女です。
その天才的な詐欺師の能力で、
あたかも神託を受けた聖女のように振る舞い
兵士達を鼓舞してゆきます。
しかし、最初はただの詐欺師だったジャンヌも、
自分を信じ戦う兵士達と生活するうちに、
本気で彼らを守ろうと考えるようになり、
我々が知っている「聖女ジャンヌ・ダルク」へと
変わってゆくのです。
しかし、そんな彼女にも悲劇の最後が待っています。
ご承知の通り、イングランド軍に捕まり
処刑されてしまうのです。
その時、ジャンヌと一緒に戦ってきた仲間たち、
得にジル・ド・レはジャンヌを見殺しにした人々を
許すことができず魔導へ落ち、
黒魔術を使い
「ある目的」を果たそうとするのです。
舞浜のアンフィシアターを舞台に、
様々な魔法が客席を包み込みます。
READING HIGHが得意とする派手な特殊効果と音楽、
そしてトップレベルの声優が集結した
シェーヴルノートが再び幕をあけます。
クリスマスだというのに、この世界で最も
呪われた愛の物語をご観劇にいらっしゃる皆様を
黒魔術でおもてなし致します。
雨があがれば物語が始まります。
劇場でお会いしましょう。
原作・脚本・演出
藤沢文翁
2021年12月25日(土)〜26日(日)
舞浜アンフィシアター
本公演は終了いたしました。